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その後・・・ [染めの仕事]

うさぎと銀箔のその後をお伝えします。

まず、うさぎから・・・

色の墨で、色を入れていきました。

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こんな感じで、小さい刷毛で、薄い色を、入れていきます。

22.10.28 024.jpg

一度目の塗りたては、このくらいの濃さ。
但し、これが乾くと、かなり薄い色になります。

22.10.28 026.jpg

このように、ボクは、薄い色を何度も何度も重ねながら、奥行きが出るようにします。

22.10.28 038.jpg

これは、今朝した染めで、2度目の色を入れたところ。
濡れ色なので、まだ濃い色になってますね。
乾くと薄くなるので、またもう一回か二回、色を重ねることになります。

出来上がったら、黒竹をつけて、タペストリーにするつもりです。
完成写真は、もう一週間くらい先かなぁ・・・?

次に、銀箔のその後・・・

「金工の着色技法」という本を借りてきて、金属にどうやって色をつけようか、勉強しました。
たいていの金属は、薬品を使って、色をつけるので、薄い銀箔には、使えません。
硫黄を使って、燻して、黒っぽい色をつけることも出来るのですが・・・

22.10.28 006.jpg

年月がたてば、この写真のようになるので、最初から燻し銀にするのもなぁ・・・
ちなみに、この写真の銀箔は、5~6年たってます。
状況によって、このように早く、色が変わるときと、そうでもないときがあります。
原理はよくわかりません。

で、膠(にかわ)を使って、色を入れるといいのだ、と思いつきました。
というか、日本画をしてる人ならだれでも思いつくか。。。(笑)

22.10.28 033.jpg

いろいろ試してみましたが、紫色の墨を使うのが、一番きれいかなぁ。
この写真も塗り立てで、紫が濃い色になってますが、乾いたら、写真では判断できないくらい
人の目で見て、微妙に、色がかかってるなぁ・・・という雰囲気になりました。
それがなんともいえない、心くすぐるような色なのですww

塗るだけなので、やってみてね。

今日のおまけ。

知り合いが、ホームギャラリーで、展覧会してたので、行って見ました。
そこに、これも5~6年前納めさせてもらった、ボクの屏風が。。。

22.10.28 001.jpg

渋くていい色になってました(自分で言うか~?)

22.10.28 003.jpg

花とか活けると、よくあいますね~。

この屏風は、柿渋にベンガラ、柿渋に松煙(しょうえん・黒)を混ぜて和紙に塗り、短冊状に切って、
網代に組んだものです。
大事に使ってくれてるんだなぁ~と嬉しくなりましたww

                   梅田 剛嗣

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