屏風の下張り・・・みの張り [屏風 NEW]
今日ご報告するのは、下張りのメインイベント、「みの張り(=よろい貼り)」の様子です。
少しややこしいので、写真が多いですが、よかったらご覧くださいませ。
まず、前回のブログでみの張り用につないだ下張りの紙を用意します。
そして、屏風の幅に合わせて、そのつないだ紙を三分の一と三分の二の大きさに切ります。
少しややこしいので、写真が多いですが、よかったらご覧くださいませ。
まず、前回のブログでみの張り用につないだ下張りの紙を用意します。
そして、屏風の幅に合わせて、そのつないだ紙を三分の一と三分の二の大きさに切ります。
さあ、みの張りです。 骨縛り押さえが終わった屏風に、一番最初に糊をつける場所は、
屏風の中央。
それから、ここからあとは、屏風の骨の一番外側の太い骨の上にだけ糊をつけます。
外の一番太い骨は、「框(かまち)」といいます。
框に糊をつけて、まず、三分の一に切った紙を貼ります。
次に、また框の上に糊をつけて、上に重ねて、三分の二に切った紙を貼ります。
それから、巻いた紙を同様にして貼っていきます。
それからあとは、写真のように、三分の一ずつ、ずらしながら貼っていきます。
そうすることによって、すべての部分が、3枚づつ重なって下張りが完成することになります。
こんな風に、両端だけ糊がついて、真ん中は浮いた状態。
浮いているので見た目も、実際触っても、やわらかい仕上がりになります。
しかも、三枚づつ、紙が重なっているので、軽くて丈夫。
昔の「みの」=レインコートみたいなもの・・・もしくは、
「よろい」のようなつくりであることから、 この「みの張り(よろい張り)」
という名前になりました。 おさらいです。
まず、框の上に糊をつけて
そうすることによって、すべての部分が、3枚づつ重なって下張りが完成することになります。
こんな風に、両端だけ糊がついて、真ん中は浮いた状態。
浮いているので見た目も、実際触っても、やわらかい仕上がりになります。
しかも、三枚づつ、紙が重なっているので、軽くて丈夫。
昔の「みの」=レインコートみたいなもの・・・もしくは、
「よろい」のようなつくりであることから、 この「みの張り(よろい張り)」
という名前になりました。 おさらいです。
まず、框の上に糊をつけて
三分の一ずつずらしながら紙を貼る
両端だけ糊がついているので、それをしっかり押さえて
最後に、幅に合わせて切る
この作業のくり返しです。
みの張りが終わると、みの縛り、(または みのおさえといいます)
みの張りの上に楮紙をベタで全体に糊をつけて貼ること・・をします。
この作業は、骨縛り押さえとなんら代わりがないので、省略する予定です。
この段階でほぼ、下張りは終わり。
これだけの下張りをしておくと、丈夫で長持ち。
子供が少々ぶつかったくらいでは破れません。
こういう、伝統的な、技術は是非後世に伝えていきたいと思います。
仕上げの工程がありますので、またしばらくのちにブログにアップします。
梅田 剛嗣 ℡ 086-231-3371
コメント 0