屏風の下張り [屏風 NEW]
今日は、屏風を作る様子を下張りの段階から記録に残していきたいと思います。
これが屏風の骨です。
このように何枚か竹釘で縫い合わせて作ってくれます。
今回は二枚折を作るので、二枚ずつに分けます。
紙を貼る前にする作業は、角の継ぎ合わせたところの段差をなくすことです。
このように切り出し小刀で段差がなくなるように少しだけ削ります。
二枚折の場合、二枚を竹釘で縫い合わせたまま、外側から貼ります。
まず、用意した紙に水はけで、水をして・・・
サンのほうに糊をつけて、紙を貼ります。
ちょうど障子に障子紙を貼る要領です。
紙に水をするのは、紙に水をすることによって、少し紙が伸びます。
伸びたのを貼って、乾いたら、ピンとまっすぐ貼れるからです。
二枚合わせた外側に紙が貼れたら、陰干しで一日乾かします。
これが、最初の下張り。 「骨縛り」という作業です。
4枚折の場合、4枚縫い合わせたまま、6枚折だと6枚縫い合わせたまま、
外側から貼ります。 乾いてから、竹釘を抜いて、反対側を貼っていきます。
これは、屏風が完成した時、狂いなくきちんと綴じるようにするためだと
師匠に聞きました。 今日は、ここまで・・・
次回は、釘シメと、骨縛り押さえという段階のレポートの予定です。
梅田 剛嗣
℡ 086-231-3371
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