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銀箔の実験 [その他]

    本銀箔は 色が変わるから面白いです。

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   この写真は 4~5年 経過した 和紙に貼った銀箔の写真。

   銀箔を貼った上から 柿渋を塗ったり  ドーサ液を塗ったり

    ドーサ液に ベンガラを混ぜて塗ったり・・・

   2017年 3月  15日~ 始まる三人展にも

   銀箔の仕事の作品を出します。

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     また、今回はカラフルな作品も

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          四方盆の小さいものに

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       インドやネパールの 柄の紙をあしらいました。

       これは軽いから 壁掛けにもなるし、また

       作家さんの絵を 真ん中にあしらっても面白いかなとおもいます。

            〒 700-0822  岡山市北区表町 1-2-36

             わがみや うめだ  電話 086-231-3371 

 

                             梅田 剛嗣

 

 


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銀箔の変化の不思議 [その他]

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 藍染をした和紙に、銀箔を貼って5~6年たったものです。

 とても面白い変化をしたので、ブログにアップしてみました。

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    三枚目の写真をもうちょっとアップで見てみると

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      銀箔の真ん中に流れる水のような文様は、ドウサ液がかかっているところ。

      しかし、これは銀箔の上からではなく、下から、つまり、ドウサで模様を入れたところ

      が、変化せずに、銀色のままで残っているという不思議です。

           同じ藍染に銀箔を押したものでも、紙が違うと

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      これも、同じくらいの年数がたっていると思います。

      ただ、違うのは、銀箔を施してから、またその上に何回か、藍染めを重ねていること。

      藍の染料が 皮膜になって、空気中の硫黄分による銀への変化を 止めているのか?

      定かなことは何一つわかりません。

          他にもこんな実験をしてます。

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         銀箔の上から、柿渋を塗ってみたり

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        上から、ドウサ液にベンガラを混ぜて色をつけたものを塗ってみたり。

        本銀は、変化するから面白い。

                                      梅田 剛嗣

 

 

     

      


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和紙の壁紙 [その他]

友人のMさんの、奥様の仕事場。ご自分で壁を和紙で施工しました。

前回までお伝えしたのは、一回目の下張り。

二回目の下張りを終えて、いよいよ上張りにかかります。

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これで、下地のベニヤのあくや、でこぼこは、表に出る心配がなくなりました。

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とてもきれいに張ってあったのでびっくりしました。

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この紙を、どのようにレイアウトして貼るのかなぁ~と思ってました。

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   こんな感じに~

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いろんな色があるので、うるさくならないといいんだけど・・・と心配してましたが、

無事、杞憂に終わりました。

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結構かわいく出来てるので、見ていてわくわくしました。

いよいよ、全部完成したと連絡があったので、今度の日曜日(2月6日)に、お邪魔して完成した様子を撮影する予定です。
そのときに、Mさんレポートをいただいて、どんなところに苦労したか、どんなことが楽しかったか。。。
それもブログにアップしますね。

どんな風に仕上がってるのか・・・楽しみです。

                 梅田 剛嗣

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紙を洗う。 [その他]

和紙を洗う。。。古文書の修復や表具の仕事に携わっている人には耳慣れた言葉だと思います。
この場合は、何十年もたってすすけて茶色く変色した本紙(書や絵)を、
元の白い紙の状態に戻す(近づける)。。。という意味ですが。

その本紙の洗いには、過マンガン酸や、シュウ酸などの薬品を使うこともあります。
ここで詳しい話を書くのはやめておきますが、大事なものは、やめておいたほうがいいです。
プロの仕事だと思います。

大事でないものを試しに洗うとすれば・・・、ぬるま湯で洗うと、それだけで結構きれいになります。
これが案外面白い仕事なので、やみつきになるかも。
きれいになるということは、ヤッパリ面白いww

今日は、何年か掛けっ放しにして、埃を吸ったりすすけたりした、タペストリー
ボクの染め和紙作品を 洗った様子をレポートします。

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写真だとわかりにくいかもしれませんが、やんわりと茶色くなってます。

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今回はもちろん薬を使わず、ぬるま湯だけを何度も流して、汚れと埃をすすぎ流しました。
この紙は、こんにゃく糊で加工してあったので、とても強くなってます。
なので、このように、割りに荒っぽく水を流しました。

古く、弱った紙は、このようには行きません。
霧吹きで、ゆっくりゆっくり湿らせて、汚れを流すようにしたほうがいいと思います。
特に、墨で、書などを書いてあるものだと、墨のにかわが弱っていて、
字が動いたり、崩れたり、墨が滲んだりしますので要注意!!

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あとは、陰干しで、ゆっくり乾くのを待ちました。
これだけの作業でも結構きれいになるものです。 さっぱりします。

         今日のおまけ画像・・・

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とてもさっぱりした郵便ポスト。
個人宅の郵便受けではありません。 ちゃんと集配に来る(ハズ・(笑))。

   今日は、和紙は洗える・・・というレポートでした。
    
                          梅田 剛嗣

Mさんから、写メールが届きました。
順調に上張り(和紙の壁紙)が進んでいるようです。

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この様子も、完成したら、後日レポートします。

追伸・・・フェイスブック始めました。 使い方 わけわかんない んですが・・・(笑) 本名で登録してます。
絡んでやろうかという奇特な方がいらっしゃいましたら、フェイスブック からご連絡ください。

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どんな風になるのかなぁ? [その他]

  まずはこの写真から・・・

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かわいい建物でしょ。
友人の、Mさんの奥様の作業場。
わかるかなぁ、写真右下のほうに、少し写ってるけど、「まき」
そうです、Mさんご夫婦は、二人揃って、備前焼作家さんなのです。

この新しく作った作業場の、中の壁を、奥様ご自身が和紙を貼っちゃおうという計画。
完成間近の中の様子を、覗かせてもらいました。

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光が、いい具合に入って、快適な感じ。

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ここの壁に、まず下張りを施して(今回は、屏風と同じ2重浮けにすることにしました)、

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この紙がどんな風に、貼られて仕上がるのか、今から楽しみww

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渡りの途中のつぐみも、興味しんしんに、おうちのほうを見ていました(笑)
下張りの様子、完成した壁の様子は、おいおいブログでご紹介していきます。
  
                梅田 剛嗣

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糊・・・いろいろ・・・ [その他]

タペストリーは無事完成しました♪

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それにしても大きいなぁ~この陰で、ボクがいすの上に上がって、タペストリーを持ってます。
仕上げは紐つけだけですが、それをちょっと・・・

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紐をつけるところは補強の意味で、裏打ちをしてある布を貼り付けておきます。
このときに使う糊は、木工用ボンド。 そう、あの白いボンドです。

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    位置を決め貼り付けて・・・

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    ポンチで穴を開けます。
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この穴に紐を通して、上の部分に、黒竹をくくりつけ、飾れるようにします。
トップの写真を参考にしてみてくださいね~ww
今回使ってるのは、黒竹ですが、自然の木の枝とかでもカッコイイかも。

ここで、ちょっと糊について、まとめておきます。
普通に、裏打ちとか、紙をつないだりする時は、正麩糊(小麦粉の糊)を使います。
すごく小さいものを貼ったりするときは、木工用ボンド。
このボンドは、お人形(和紙で作るもの)を作ってらっしゃる先生が、使ってたのをヒントにしました。
ハガキに、千代紙の切れ端を貼ったりする時も、使います。

特殊な使い方の糊としては・・・

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こんにゃく糊~♪ これはこのブログでも何回も登場してますねww
第二次世界大戦中の、風船爆弾(和紙でできた風船)も、このこんにゃく糊が使われたそうです。
雨風に当っても、和紙が、破れたりしないように、強くする意味もあったんだと思います。

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ラーメンじゃないです(笑) 布海苔(ふのり)です。 海草の糊ですね。
これは、お茶室などの砂壁に、腰張りに和紙を貼るとき使います。
正麩糊だと、強すぎて、砂を持ってうげてしまうことがあるそうです。
ふのりは、砂壁に染み込んで、きれいにつくらしいのです。

また、見たことはないのですが、珍しい糊としては、蕨糊(わらびのり)があります。
柿渋を混ぜて、和傘、提燈、雨具(紙で出来た雨具)に使ったそうです。
大正時代に発刊された本(表具のしをり)から得た知識です。

風雨にさらされる所に和紙を貼るときは、糊に少量の酢を混ぜて用いたそうです。
また、油紙、あるいは、塗り物などに貼るときにも、この酢糊がいいそうですよ。
ま、いまどきは、色んな便利な接着剤がありますが~(笑)

                        梅田 剛嗣

追伸・・・・・・
友人のMさん宅の、仕事場の壁紙用の和紙

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この大きさ、15cm角で、6畳の壁を貼ります。
紙の数にして720枚。 どうなるか今から楽しみですww
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和紙を壁に貼りましょうww [その他]

友人の、備前焼作家のMさん、そのMさんの奥様が、
「自分の作業場をこしらえてもらったので、その部屋の壁に、和紙を貼りたいんだけど~」
といってご相談に見えられました。
ご夫婦揃って、備前焼の仕事をしてらっしゃいます♪

6畳の部屋の壁。
どんなイメージで貼りますか?と、いろいろお話をしていくうち・・・
とりあえず、色のものを使いたい・・・

色だったら、お子様に、紅茶とか、絵の具で染めてもらって貼るのもいいかも~
とか、
お子様の足の裏に、絵の具をつけて、紙の上を歩いてもらって、それを壁紙に貼ってもいいかも~
などのご提案をしたのですが、今回は、既製品の民芸紙(因州和紙の色の紙)にしました。

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お選びになったのがこちら。
十二単みたい~きれい~ と喜んでらっしゃいました。
これに加えて、

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千代紙も。。。
どのようにはるかというと、これを、15cm角に、喰い裂き(水をつけて、けばを出して切ること)にして
タイルのように、貼っていきます~♪ ということに決まりました。

下張りは大切なので、現場を一度拝見して、どのようにするか決めたいと思います。
ちなみに、Mさんはご自宅の二階を、ご自分で全部お貼りになられました。

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かっこいいでしょ。 ご夫婦とも、お気に入りです。
これは、下張りに、袋張り(浮け張り)を2重にしてあるので(屏風を作るのと同じ方法)
とても、やんわりとした雰囲気になっていて、実物(現場)は、写真より、ずっと良い雰囲気ですよ。

壁紙貼りの続報は、順を追って、ご報告できればと思います。

                     梅田 剛嗣

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障子の張替え [その他]

お盆のお休みを利用して、自宅の障子を張り替えました。

使用した紙は、土佐和紙の、藤原手すき和紙工房 「文化財修復紙」

土佐楮100%で、京都の建仁寺の天井画の修復に使われた紙と一緒です。

まずは、古い障子紙を剥がす作業から。

糊がついている、障子の「さん」の上だけを、濡れ雑巾(または小さな刷毛)で濡らします。

2~5分置いて、剥がします。

建具を、お風呂場に持って行って、洗ったりしないほうがいいです。

全体をぬらしてしまうと、建具に狂いが出てきて、歪みの原因にもなりかねません。

さんの上の埃などを掃除して、できれば、一日乾かします。

さんが乾いてないと、建具の灰汁の茶色い色が、新しい紙を貼ったとき、滲む事があるからです。

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今回は、ひと桝づつ、表(座敷側)と裏(縁側)を交互に張りました。

糊は濃い目。 これは糊が薄いと、その水分で、さんのあくが出ることがあるからです。

紙は、手すき和紙を使用しているので、一枚一枚、水刷毛(霧吹き・代用可)で水をつけ湿らせて、
「さん」の上に糊をつけ、一枚づつ交互に貼っていきました。

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貼ること自体の技術的なことは、どちらかといえば簡単です。

障子紙を、最近のレーヨン入りのもので貼る場合、霧吹きは不要です。

出来上がりはこんな感じになりました。

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全体で見るとこんな風になります。

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良かったら挑戦してみてください。

今回はおまけ付きです(笑)

山道を萩の花の写真を撮ろうと散歩してると・・・オニヤンマに遭遇しました。
偶然、虫を捕らえて木に止まって、食事を始めたので、カメラに納めることが出来ました。

まず、恐る恐るちょっと離れた所からズームで・・・

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トンボは、ゆっくり動くものには警戒しないという話を聞いたので、ゆっくりゆっくり近づいて・・・

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思い切ってもっと近づいてみたら・・・・

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大丈夫だったので、今度は、カメラのレンズを数センチまで近づけて接写してみました

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目がとてもきれいでしょ・・・生まれて初めて、生きているオニヤンマの写真を撮ることができました

                           梅田 剛嗣  ℡ 086-231-3371

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