屏風の上張り・・・そのⅡ [屏風]
前回の屏風の反対側の上張りの様子です。
まずは、屏風本体に、デザインのラインを下書きします。
無地の紙を、切り張りすることによって模様を出したいと思います。
今回は、パーツパーツにきっての切り張りなので、
全体に塗るのりは、少し濃い目。 壁紙を貼るときくらいの どろり とした糊(画面右)です。
紙の端一寸(約3cm)に塗るのは、いつもどおり、しっかりと濃いのり(画面左)です。
下書きに沿って、アクリルの定規を置き
今回は、柔らかい毛の刷毛で、張ってすぐ撫でます。
紙は、下から張っていって、長い間に(30年とか50年)ほこりが積もらないようにしてます。
今回も、屏風の紙ちょうばんのところに、濃いのりを1寸、付け忘れないようにして下さい。
こちらが完成した屏風です。
ちょっと写真ではわかりにくいかもしれませんが、光の加減で模様に見えます。
以上、屏風の細工張りの様子でした。
梅田 剛嗣