SSブログ

思わず・・・にっこり [和紙の加工]

来年の干支のうさぎの、折り紙を作る人が多いです。
で、ラメ入りの白い紙が、大人気売り切れてなくなっちゃいました。
代用品で急きょ、白い楮紙に、雲母(きら)を塗って、作ってみました。

雲母は、市販の雲母・安いです・・・(笑)。
にかわ液に雲母を混ぜ、刷毛で塗るだけ。 簡単でしょ。
今回は、にかわの液がなかったので、ドウサ液(にかわに明礬が混ざったもの) を代用しました。

ついで と いっちゃ 何ですが・・・
前々からやろうと思っていた、藍染めの紙と、柿渋に松煙を混ぜて、染めた黒い紙にも塗りました。

22.11.22 001.jpg
こちらは藍染めの紙・・・で、

22.11.22 009.jpg
水揚げしたばかりの昆布・・・とは違います(笑)
黒柿渋染めの紙の、塗ったばかりの写真です。

塗っている時は、何の変哲もないように思ったのですが・・・
乾いてみると・・・まず、藍染めのほう

22.11.22 016.jpg

そして黒い紙の柿渋染めのほう

22.11.22 011.jpg

上の白い部分をアップにしてみたら

22.11.22 014.jpg

なかなか面白い。 思わず にっこり です。
何に使おうかなぁ・・・屏風に仕立てて、お花を生けたバック にも合いそう。
こすっても色が落ちないので、いろんなことに使えそうです。

白い紙に塗ったものは、それなりに、少し光の加減でキラキラして、雪うさぎの折り紙にぴったり。
この白い紙は、こんにゃく糊を染み込ませて、モミ紙にして仕上げようと思ってます。
簡単に出来ますよ~やってみて。
こんにゃく糊が手に入らない時は、寒天でもいいと思います。
どちらも、紙を強くして、毛羽立ち防止に役立ちます。
東大寺のお水取りの時に使う紙衣(かみこ)は、寒天を塗った和紙を使う と ききました。

ではでは今日は、この辺で~   チャオ♪

                 梅田 剛嗣

追伸、このアイディアは、友人のYさんからいただきました。彼女は色んなアイディアと行動力の持ち主で、ご自分で山から石を採取して、砕いて、雲母(きら)を作ります。彼女が作った藍染めの和紙の、キラ引きは、星空のような感じで美しかったです。



nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。